□ 地盤調査
地盤調査とは
建物などを建てる前の地盤がどの程度の重さ(荷重)に耐え、沈下に抵抗する力(地耐力)をもっているかを調べることです。
地盤調査なしで地盤が軟弱な地域に住宅を建てると、地盤沈下や家が傾くなどの危険性があります。その危険性を回避するために地盤調査を行い、地盤沈下等の恐れがあれば適切な対策(地盤改良)を行います。
地盤調査の種類
代表的な2つの例をご紹介します。
1.ボーリング調査(標準貫入試験)
最も代表的な地盤調査方法で、調査の対象は
3階建ての一般住宅から、高層ビルなどの大規模
建築物まで多岐に渡り活躍しています。
ボーリング調査では、地盤の地耐力を算出する
際に必要なN値、砂質土や粘土といった土質の判
別、軟弱層から支持層までの深度などの地層構成、
地下水位の調査、室内土質試験用のサンプリング
が可能です。また、どんなに深く硬い層でも掘り
進むことができるため、非常に幅広い現場で採用
されています。
これにより、建物や道路、擁壁などを建築する
際の地盤調査、その地盤の液状化判定や土壌汚染
調査などにも用いられます。
費用については、1pにつきおよそ15~20
万円程度かかってきます。
2.スクリューウエイト貫入試験
戸建て住宅の地盤調査で最も一般的な方法で、
標準貫入試験によるN値に相応する「換算N値」を
算出することができます。当社では、全自動式の
調査機を使用しております。
ただし、土質が採取できない、土中のガラや一定
以上の固い地層に達すると貫入不能、深度が増す
(10m以上)と摩擦補正を行わない為に精度が低く
なるなど、簡易調査である為に熟練の技術者による
資料調査などから、総合的に判断する必要がありま
す。
費用については、1p5000円程度と比較的
安価で調査できるメリットがあります。
3.その他各種地盤調査
上記地盤調査以外にも、当社では「ラムサウンディング試験」・「平板載荷試験」も行っております。現場の状況・建築物の
種類等によって、適切な地盤調査をご案内できますので、お気軽にご相談ください。